しあわせこころのつくり方

心と魂の癒しのために

赤ちゃんの記憶

私には、父と母を同じくする3歳年上の姉と、

父は同じだけど母の違う姉兄達がいます。

 

腹違いの姉兄達とは、かなり歳が離れているので、末っ子の私は常におみそでした。

 

3歳年上の同腹の姉Kは、

私の母の初めての子どもなので、

腹違いの姉達からすると、

可愛いけれど、複雑な思いを抱く存在だったのでしょう。

 

今でこそ、一番上の姉Fは、Kが生まれた時、

可愛くて嬉しくて、私は毎日のようにお風呂に入れてた…と、そんな話をしていますが、

思春期だった当時の姉Fは、

それだけの気持ちでいたわけではなく、

時々、チクッと、Kに向かって、意地悪なことを言ってみたり、つねってみたり?していたような、そんな記憶が私の中にあるのです。

 

その時の姉Kの表情が、私の脳裏に焼き付いているのですが、当時は、何もしてあげられないもどかしさに、申し訳なく感じていたものでした。

 

 

以前にも書いたかもしれませんが、

私は、幼い頃、ほとんど毎晩のように、

布団に入ると「なんでみんなまあるくならないんだろう。私はお姉ちゃんもお兄ちゃんも大好きで、お父さんもお母さんも大好きなのに、私が大好きなみんなは、なんでみんなで仲良くできないのかな…。」と、そんなこと考えている子どもだったのですが、

そんな風に考え始めたのは、腹違いの姉達の些細な言葉であったり、仕草であったり、また、その時に見せた姉Kの悲しい表情だったりしたからなのだと思っています。

 

その記憶は、自分の中では、3歳〜5歳くらいの時期のものだろうと思っていました。

 

 

昨夜、姉KとLINEをしていた時に、

話の流れで、昔の話になりました。

「F姉ちゃんは、子どもの頃の私にとっては、どこか怖い存在でもあった……」と書いてよこした話に、「私は、うん、知ってる。F姉ちゃんから何か言われて、悲しくて痛くて、ぎゅってなってるKちゃんの表情が脳裏に焼きついてる…。どうしてあげたらいいのかわからなくて、何も出来なくて申し訳ない気持ちでいたんだよね。」というような返信を書いたら、

姉Kは、疑問❓を抱いたのか、なんか不思議な返信が返ってきたのです。

当時、あなたは1歳で、白い割烹着を着たおばあちゃんに抱っこされていた姿が可愛かった……と。

 

あれ?記憶違いだと思われた?と、感じるような内容でもあったので、誤解を招かないように、

自分が感じていたことを書いて、

そういえば、私は勝手に3歳の頃の記憶と思っていたけれど、昔、母からも、それは1歳の頃のことよ…と言われたことがある。と付け加え、

もし、赤ちゃんの頃のことなら、赤ちゃんってすごいんだね〜!と返信をしました。

 

姉は、赤ちゃんってほんとすごいんだよ!と返信をしてきたのですが、さらには、

F姉ちゃんに言われた時は、そこに誰もいなくて、たまに、お兄ちゃんとC姉ちゃんがいたの。だから、赤ちゃんだったあなたは、その場にいなかったことまで感じていたということだね…というような返信が返ってきました。

 

 

私自身、そこにいたかどうかはわからないですが、たしかに、白い割烹着を着た祖母に抱っこされていた記憶はしっかりあります。

考えてみたら、小さな体の祖母が、3歳児にしてはデカい私を抱っこしているわけもなく、

あれは、私が赤ちゃんの時の記憶ってことなのか〜と、改めて思ったわけなのですが…

 

そうだとすると、赤ちゃんってすごい❣️

ということになりませんか?

 

 

私たち大人は、赤ちゃんだから何もわかっていないだろうと思って、赤ちゃんの前でいろんな話をしていると思うのです。

でも、赤ちゃんはちゃんと理解しているし、なんなら、その時の大人たちの表情や顔色、声のトーンまで含めて、その状況を感知しているってことです。

さらにさらに、姉の話が事実であれば、

私は、その場にいない姉たちの様子を感知して、姉たちと同調して、自分なりに心を働かせていたということになるのです。

 

「それは遊月さんだから…」と思った方がいらっしゃるかもしれませんが、決して、そうではないと思います。

 

私の、今のこの世では不思議と思われる能力は、

特別なものでなく、赤ちゃんの頃には誰もが持っていたもの…だとは思えないでしょうか?

 

なぜなら、赤ちゃんの頃は、まだ器に魂が入ったばかりで、器も完全ではないためやわやわしていますので、魂の方が器である肉体を守っている状態です。

ですから、魂の方が主体で存在しているのかもしれません。

 

母胎の中にいる記憶や、生まれる前の記憶を持っている子がいるのは、特別でもなんでもなく、

本当はみんな持っているけれど、生まれてからの出来事が多すぎて、記憶が薄れてきて忘れてしまっただけ…ということもあるでしょう。

そもそも、「魂の記憶は無くなるよ」と、神様から言われてきたわけですので、無くなるのは当たり前だと思います。

幼い頃は、生まれる前やお腹の中の記憶を話している子ども達も大きくなるにつれて、忘れていくのは、生まれてからのことの方が大事になるからでしょう。

そうじゃないと生きにくいですしね。

 

生まれる前の記憶にフォーカスされがちですが、

どちらかというと、生まれた後の赤ちゃんの記憶の方が重要ではないか…と、今回のことでより思うようになりました。

 

なぜって、この赤ちゃんの時代に作られた記憶が私の人生の根幹になっているからです。

「三つ子の魂百までも」という諺がありますが、

3歳までに作られた記憶によって、人は出来上がるというならば、まさに、その通りだと思うに至る事実を認識した昨夜でした。

 

 

 

子育てをすっかり終えている今、

先に知ってたらね…と、思うことしきりですが、

それよりも、今、乳飲み子を育てていらっしゃる方や、これから子育てをされる方に知っていていただけたらいいな…なんてことを思うのでした。

 

 

 

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