この地球に誕生した時
私たちが一番最初にしたことは
『呼吸』をすること
オギャーと泣いた初めての呼吸が「産声」で、
医学的には「第一呼吸」と言うそうです。
第一呼吸では、肺の中にある水のほとんどが一気に吸収され、
肺が空気で満たされます。
そのパワーは、通常の呼吸の5倍以上の陰圧がかかると言われています。
一度膨らんだら、その後は通常の呼吸で、酸素を取り込むことができるようになるのだそうです。
体の仕組みは、本当に驚くばかりです。
さて、この呼吸
もう当たり前にできているので、意識すらしなくなっているかもしれませんが、
呼吸こそが、この地球と繋がるための一番重要な役割を果たしているものであることを、再認識することが必要に思います。
このところの目まぐるしく変わる気候により、自律神経が乱れ、体調を崩す方が続出します。
そのような方に、腹式呼吸の正しいやり方を教えると、ほとんどの人が、最初クラクラすると仰います。それは、普段から上手に呼吸ができていないからなのです。
体内の酸素不足は、全身のエネルギーの不足に繋がり、体調不良にも繋がってしまいます。
人の肺胞内には、体内で代謝した際に発生する炭酸ガスが、空気中の百倍以上入っていますので、新しい酸素を充分に体内に取り入れるためには、まず息を大きく吐いて、
肺胞内の汚れたガスを出し、その後に、新鮮な空気を取り入れることが大切なのです。
身体の中に溜まった悪いものを吐き出して、
良い空気を取り入れるイメージで息を吸ってみてください。
地球の恵みをいただく『呼吸』
正しく身につけて、心身ともに元気な日々を過ごしていきたいですね。