大切な存在を失った喪失感が癒えるまで、
どれだけの年月が必要だろう…
五年…十年……
どんなに年月を重ねても、その悲しみはなくならないかもしれない。
寂しさは消えないかもしれない。
けれど
怪我をした傷が癒えていくのと同じように、
少しずつ少しずつ時間をかけて…
自然治癒力は心にも働いていく…
でもね、傷ばかりが気になって、
ずっとそこばかりを見つめて、
せっかくできたかさぶたを剥がしたり、
時には、傷をえぐったりしたら、
傷はさらに深くなって、
場合によっては膿をもって、
手に負えなくなってしまうこともあるよ。
悲しみ
寂しさ
切なさ …
こういった思いは
人を深く豊かにしていくもの
だから
しっかり感じて
時には泣いて
時には怒って
それでいいと思う
でも でも でもね
忘れないでほしいんだ
悲しみの中に浸り続けていると
聞こえてくるはずの声が聞きとれない
届けてくれている想いが受けとれないの
大切な人であればあるほど
必ず
伝えてきてくれる想いがあるよ
愛する想いが深ければ
必ず
想いは相手に伝わるよ
どんなに遠くに離れていても
愛は伝わる
祈りは届く
ほんとだよ