しあわせこころのつくり方

心と魂の癒しのために

地球に生まれしひと その1.

この地球に生まれた意味を

あなたは知っているでしょうか。

 

もし、この世界に生きていて、

自分の幸せだけを願っているならば、

それは間違いなく、己の魂の願いからは、

相当離れたところに存在していると思った方がよいでしょう。

 

あまねく命を幸せにしたいと願う魂が、

この地球に生まれ出でし時に、

まず、何をするかといえば、

自らの身に苦難を引き寄せることをするのです。

 

自らに苦難を呼び、この忍土の世界の痛みを知り、この世界の病みを知ります。

心に生まれし病み=闇は、何を生み出し、どのように広がっていくのか、人としての自分で体験せぬば、魂は何一つ分かり得ないからなのです。

 

 

そうして苦難を経験した魂は、様々な気付きをし、学び、成長を遂げ、この世界を旅立っていきます。

自らの魂の星へと還るために。

これが、地球に生まれし魂の道なのです。

これだけ見ると、なんとシンプルなことだと思われるのではないでしょうか。

 

けれど、それが叶わぬのが人間の性です。

なぜか…?

魂の器となるこの肉体にセットされている「感情」というものが、魂の波動とは遠く離れた未知のものだからです。

人間は、「感情」という波長と「理性」という波長と、正反対の波動を両方併せ持っているという複雑で面倒な生き物として、存在させられているのです。

 

なんでそんなややこしいことになってるのか…というと、心に生まれる闇(病み)を体験した後に、リセットする作業をしなければ、人は、どんどん闇に喰われ、魂のエネルギーすらも枯渇させてしまうことになってしまうからなのです。

 

 

この世界で問題を起こすきっかけは、だいたいの場合、感情の爆発によるものでしょう。

「もう我慢ならない!」「許せない!」

「アイツはダメだ!」「アイツらが悪い!」

感情的になった心は、魂の波動へと繋がる理性的な精神をも振り切って、暴走を始めます。

より地球上に存在するに相応しい動物的に、海馬の指示通り、自らを奮起させ、目の前の敵をやっつけようとするのです。

目の前の敵は、久しぶりに口にする今夜の食事になるかもしれません。

とにかくやる!やられる前に倒してやる!

闘争精神がメラメラ❤️‍🔥メラメラ❤️‍🔥

動物に近い原始的な人間の仕組みです。

旧石器時代*の初期の頃なら、それが悪いわけではありません。大型の動物(時にはマンモス)を狩ることが主流だった時代ですからね。

 

でも、人間は自分よりも大きな獣を倒して生きることを強いられる時代から、次の時代へと進化しました。

 

ちなみに、その頃の人間に宿る魂は、今よりも単一的で、より地球に近しい星からの留学生しか訪れていないような、どちらかというと、遠足気分で来た魂たちのような感じです。

地球体験ツアー的な…というとわかりやすいでしょうか。

なので、さほど複雑化していない時代でした。

 

つづく

 

* 旧石器時代は、大型動物ばかりを食しているわけではなく、栗や木の実などの植物を採取して食しています。わかりやすく伝えるための脚色と思ってお読みくださいませ。

 

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