「人間がキライ」
こうおっしゃる方は、一定数いらっしゃいます。
その続きはこうです。
「神様のために」
「地球のために」
「全宇宙のために」
『祈りたい。役に立ちたい。私の役割を果たしたい』
このようにおっしゃる方の根底にあるもの。
それは、自己の存在否定です。
人間が赦せないというあなたも人間であること。
その意味を真に理解はしていないのです。
人間が嫌いだから私自身も嫌い。
でも、神様は好き。
だから、神様の役に立ちたい。
実はこれ、すごく矛盾しています。
人間を作ったのも神様だということ、
忘れていますよ。
駄目な部分を持つ存在として、
足りないところからスタートする存在として、
神様は人間を作りました。
なぜか・・・
魂の学びを深める機会を作りたかったから。
魂として生まれた場では経験できないことを、
別の場で経験させたかったから。
親心です。
いろんなことを知ってほしかった。
宇宙がどれほど広いのか、
どれほどに価値観が違うものが存在しているのか、
違いを超えて、調和を図る、調和を学ぶ、
真の理、宇宙の法を、
短期留学で学べる場を用意した、それがこの星「地球」です。
それぞれの祖神(親神)様が、勝手に「お前、地球に行って学んでこ~い!」と
放り出したわけではありませんよ。
自分から「地球という星に留学したいです!」と申告したのですよ。
許可してもらえた魂、「まだ早いよ~」と言われて地球行きを断念した魂、
いろいろあるのです。
今、この星にいるということは、許可してもらえた魂ということで、
ということは、自分から行きます宣言した魂たちということです。
役割云々のために、こっちの星にきている魂なんて、ほんっとに僅か、
一握りもいないと思ってください。
この星は、自分の魂の研鑽のために来させてもらっている場所です。
わたし達、み~んな短期留学中だからね。
素行悪くして、この星、ごみだらけにして汚して還っちゃまずいんですよ。
修学旅行先の京都で(京都じゃない人もいるかもしれないけど…)
ゴミは捨てずに持ち帰ること!素行の悪い態度や行動を慎むこと!
〇〇中学校、〇〇高校の名に恥じない行動をすること・・・
みたいなことを、学年主任の先生が話してましたよね。
なんなら、しおりにも書いてありました。
それと、おんなじことです。
わたし達は、それぞれ違う星から、地球に来させてもらって学んでる途中の魂です。
学年や年齢はちょっとずつ違うかもしれませんが、誰もが、同じ留学生という同士です。
知っていていただきたいのは、誰もが平等で尊き魂を宿し、それぞれの願いを持って、学びにきている存在だということ。
自分を特別扱いしてはダメなんです。
特別扱いとは、他者より上の立場に自分を置くことだけでなく、自分を卑下したり、
否定したりすることも含まれます。
自分も他人も含めて、慈悲と慈愛の心を以て接すること。
それでも、この人とはどうしてもわかり合えない。やっていけない。好きになれない。
そばにいると苦しい・・・という場合は、しっかりと距離をとって、関わりを持たないという選択をしましょう。
それもまた、距離感を学ぶために出逢った存在と思っていただき、
上手に距離をとっていけばそれで善しです。
わかり合えない相手を非難したり、批判したりする必要もありません。
人を非難したり批判する行為は、自分自身の価値を貶め、品位を損なうことに繋がります。
時には、愚痴や文句も言いたくなるでしょう。
それをするなとは言いません。
話すことでラクになることもありますからね!
でもね、いつまでも愚痴を言い続けたり、マイナスの感情の中に浸っていると、
自分自身もどんどん醜くなっていくでしょ?
そんな自分のことを、自分で好きではいられないですよね!?
なので、愚痴や文句は、一度、言葉にしたら、それでおしまい。
あとは、要らない感情を流しましょう。
心を清らかにしてあれば、
自己否定は起こりにくいものです。
自我(エゴ)による自己愛でなく、
神仏に愛される自己であることを目指しましょう。
そのために、慈悲の心、慈愛の心を育み、
神仏の光に包まれて、真の祈りを持つ人になっていってください。
…ちなみにね、こんなことを書いている私も、
まったく未熟で愚かな人間です。
先生と呼ばれることは多いですが、
偉い先生でもなんでもありません。
ご一緒に、心と体と霊性を調えながら、
この星に生まれ、生きる仲間として、
関わりを持ち続けていけたら幸いです。
ちいさき一輪の光の花持つ存在の一人として…