その日の吉兆を表すものとして今でも利用されている代表的なものに『六曜』というものがあります。
「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」 この六つが六曜です。
暦を見ると、目にしますよね。
六曜は、もともとは中国で「時間」を区切る際に使われていた考え方で、日本に伝承された当初も時間の吉凶を占う指標として用いられていたといいます。
現代の日本では、日にちの吉凶を占う指標として利用されています。
六曜以外にも、その日の吉兆を表すものとして、インドや中国で発展した天文学や占星術における二十八宿というものがあります。
立派な暦を読むと、六曜だけでなく、二十八宿も記されてありますので、見たことない方は、
本屋さんで、大きめの暦をちょっと開いてみてくださいね。
さて、この二十八宿の中の一つに、
鬼宿日というものがあります。
(東方の青龍・北方の玄武・西方の白虎・南方の朱雀という東西南北を聖獣が守護している中で、
鬼宿日は南方の朱雀の方角に存在しており南の二十八宿となっています。)
鬼宿日(きしゅくび・きしゅくにち)は、
言葉の中に鬼という文字が入っているため、
良くない日と勘違いをされやすいのですが、
普段、家にいる鬼が宿に籠る日(鬼が外泊するということかな〜?)という由来から名付けられたもので、月に一度の頻度で巡ってくる吉日の一つなのです。
鬼宿日には、
『自分のやりたいことをやる』のが、最もよいとされています。
ただし、入籍、結婚だけはNGなのですって。
なぜ…?
家にこもっている鬼と、家に入る嫁が鉢合わせするから…という理由があるみたいですが、
ちょっと意味がわからないので、この辺のことはパスします。
ついでに、
『鬼宿日』にやるとよいことに関しても、
検索すると、いろいろ出てくると思いますので、
ここでは割愛させていただきますね。
さてさて、本題はここからなのです。
(上記は、今年の2月2日が鬼宿日だったのでオマケとして書いてみました)
2024年2月2日 午前11時11分
観音様への御神事を行います。
『突如として肉体を奪われてしまった命たちが、
迷うことなく光の道に繋がり、自らの魂の世界へと導かれ、還ることのできるように…』と。
お時間のある方は、同じ時刻に、祈りを共にしてくださいませ。
また、お時間に余裕のある方で、お近くに観音様をお祀りされているお寺さんがおありでしたら、そちらへ出向き手を合わせていただけましたら幸いです。
お祈りしていただきました最後に、
観音様の御真言をお唱えください。
『オンマカキャロニキャソワカ』三唱
『南無観世音菩薩』十唱
渡岸寺観音堂(向源寺)
国宝十一面観世音菩薩像
滋賀県長浜市高月町渡岸寺50
(写真はパンフレットより)