出来ないことばかりを見続けると、
心が不自由になる。
心を閉ざし、自分の殻に籠るからだ。
その状態は、過去に生きていることになる。
出来ることを増やすと、
自由が増えていく。
ハイハイしかできなかった幼子が、
歩くことを覚えると、途端に、
行動範囲が広くなるように、
一つ、出来ることを増やすと、
今よりも自由度が高くなる。
今からでも、できることを増やしていけばよい。
そうすれば、
未来へと向かう生き方に変わっていく。
老いてゆかば、出来ないことは増える。
けれど、その分、
魂は自由に羽ばたく準備を始めている。
出来ないのでなく、
出来ていたことを手放しているだけ。
もう必要がなくなるからこそ、
手放しているんだ。
老いたその状態だからこそ、
出来ていることがある。
人は、誰もが、
最期の瞬間まで、出来ていることがある。
いや、なんならこの世を去ってからでも、
この世に残した愛する人たちのために、
出来ていることはある。
すへては、意識の向け方次第なんだよ。