次々と起こる災害や事件。
大きなものから小さなもの、
ニュースにならなくとも、身近にも辛い話、
悲しい話は、後を絶ちません。
自分自身の悲しみでなくても、
他者の痛みを拾いあげ過ぎてしまうと、
自分の心が悲鳴をあげてしまうことがあります。
悲しい話、辛い話を、ずっと聞き続けていると、
自分が体験したわけではないのに、
同じように悲しみ、辛さを感じてしまうことが起こりやすいのです。
共感力は、話を聴く側、支援をする側には、
必要なスキルですが、
共感を通り越して、相手と同化してしまうと、
無意識下で繋がって、相手の辛さをそのままに受け取ってしまうことが起こり得るのです。
意識で繋がる世界は、自分が思っている以上に、
影響を与え合いやすいものなのです。
意識の世界は、大まかに分けると、
意識(見える世界)
無意識(見えない世界)
超意識(神意識、高次意識と呼ばれる世界)があると言われていますが、
その「意識界」の層にも、さまざまあって、
善意から悪意まで、数えられるものではない曖昧な空間が漂っています。
少し、話は横道に逸れますが、
常に、ネガティブな思考に陥ってしまう人は、
大概、よからぬ層の意識帯と繋がり、
その影響を受けやすくなってしまいがちです。
特に、自己憐憫に浸り、悲劇のヒロインになりやすい人、自己否定から自分のことばかりしか目に入っていない人、自我が強すぎる人は、
よからぬものの意識帯と繋がりやすく、
自分の周りをグレー🩶から黒🐦⬛色に染めてしまっています。
そのような人の中には、普通の人以上に、光や神様を求めてしまうという、かなり矛盾した状態の中に身を置いていることも多く、かえって苦しい状態に陥ってしまっている人も見受けられます。
自分の周りをグレー🩶や黒🐦⬛に覆っているわけですので、気持ちが明るくなるのは、なかなか難しいですよね。
曇り空を思い描いていただくとわかりやすいと思いますが、上から光が注がれていても、自分のもとまでは届きにくい状態を作りあげてしまっているのです。
これでは、息をすることも重たく感じることでしょう。
息をする=生きる ですから、
生きることが苦しくなるのは当たり前と言ってもよいかもしれません。
そもそも、そのような人は悪い人なのか…というと、そういう人ばかりではありません。
むしろ、他者の痛みに敏感で、なんとかしてあげたいという思いが強い人が多いです。
簡単な言葉にすれば、優しい人なのです。
優しさからスタートした気持ちが、
ぐるぐる巡って、いつのまにか、自分の中にこもってしまっている🌀🌀🌀
そんな状態に陥ってしまっただけ…
そんな状態に陥ってしまっているなら、
もう一度、自分の優しさに戻ってみることをしてみましょうか。
自分のことに目を向け過ぎている状態から、
意識を外に向けていくのです。
本来持っていた優しさのベクトルを、
外(他者、社会や世界)と内(自分自身)と、
半分ずつくらいにしてみるとよいかもしれませんね。
自分自身の優しさを忘れずに、
忘れがちになっていたら、
自分から意識して思い出してあげましょう。
優しい自分でいられる方が、
生きやすく、幸せを感じやすいですよ🍀