余白に

日本の文化は“感じる“ということを

とても大切にしています。

 

言葉での解説をあえて控え

感性に訴える文化と言えるかもしれません。

 

たとえば

茶道では亭主の一連のお手前について

説明などなされることはありません。

むしろお茶室にて言葉を交わすことほど

無作法なことはないでしょう。

静謐な空間と時の中にあり

ひと言もなく差し出された一服に

おもてなしの心が自然と伝わり

至福を味わっていくのです

 

 

香術道では香を聞き

香の放つ香りの質を感知していきます。

その香の中に宿る可能性

香の中に宿る希望

香の中に眠るまだ見ぬ作用

大自然が生み出した奇跡の香りを放つ

植物たちの声を聞きとり

いづれその香と一つとなっていくのです。

それは言葉には説明のできない世界。

言葉にする必要のない世界でもあります。

 

同じ香を聞いたとしても

人それぞれですので

同じ感覚になることはありません。

 

 

今の時代は

何でも言葉にしすぎているように感じています。

様々なことを説明しすぎて

感じる余白が少なくなっている気がするのです。

 

 

日本文化が大切にしてきたことは

“伝える“ということよりも

“感知する“ことにあったように思うので

香術道・御歌・神仕え舞のお稽古では

まずは自然のままを感知する時間を

大切にしています。

 

そうすることで

内なる自然と外界の自然が

静かに交流を始め

眠っている感性が目覚め始めるのです。

 

 

2026年は一歩踏み出すことが

大きな変革へと繋がっていく年。

 

来年はさらに

内なる自然を感じる時間

余白を楽しむ時間を増やしていきたいと

思っています。

 

 

みなさんも

しっかりと感じる時間

しっかりと堪能する時間を

どんどん増やしていってくださいね

 

 

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