以前の記事に、
「絶対感覚」という言葉を記したことがあるかと思います。
絶対音感という言葉をご存知の方は多いと思いますが、絶対感覚とは何ぞや?という感じですよね。
ちなみに、絶対音感とは、他の音と比べなくても、その音の高さを絶対的に認識する能力です。
絶対音感を持っている人は0.2~0.5%と、非常にまれな能力でありながら、年齢の小さいうちに適切なトレーニングをおこなうことによって、誰もが習得できる能力であることが分かっています。…というものです。
では、絶対感覚とは何でしょう?
自身の心の奥に眠る絶対的に揺るぎない感覚のことを言います。
神仏・大宇宙と繋がる己という存在があることを揺るぎなく感知した時、人は、絶対的な安心感に包まれます。
煩悩や迷いや雑念なく、執着心から解放された感覚になるのです。
その感覚のことを絶対感覚と呼んでいるのです。
(絶対感覚は登録商標済みの言語です)
絶対感覚とは、いわゆる悟りを開くということと似ているかもしれません。
すべてに満たされた感覚になり、物事の理を自然と理解できるようになるのです。
悟りを開く…というても、日常生活の中では、
そう簡単に悟りを開くための行に勤しむことは難しいものです。
時間に追われ、仕事に追われ、家事に追われ、
人間関係の中で疲弊し、
感情はあちらこちらへと目まぐるしく動き回り、
自分が大事にしたかったことを横に置いて生活していることさえもわからなくなってしまいます。
感情に飲み込まれると、自分が作り出した幻影の
世界にすっぽりハマってしまい、
本来の自分がどれほどに素晴らしく美しく、
光に満ちていたのかすらわからなくなってしまう。
このような状態になると、
自己嫌悪や自己否定に陥り、
自分自身のことを赦せなくなってしまうことも起こります。
人の感情は、諸刃の剣。
自分を赦せない感情があるということは、
何らかのきっかけがあれば、
自分ではなく相手(他者)を
赦せないという思いに転じることも生じてしまうでしょう。
自分が悪い。 相手が悪い。
そのループにハマると、
常に、ネガティブな思考ばかりが働くようになり、一番大切な感謝の心がどこかへ追いやられてしまうものです。
何度もお伝えしていますが、
神仏、光と繋がるために必要なことは、
『感謝の心』のみです。
言葉で「感謝しています」と伝えたところで、
心からの感謝が生まれていなければ、
自らの中の光は発することはありません。
光がなければ、神仏という光の存在と、
真に繋がることはできないのです。
私たちは誰もが、
光放つ魂を宿している存在です。
感情に呑まれると、
それすら忘れてしまうので、
何度でも何度でも、
自分に伝えて、教えてあげましょう。
感謝の心から、
自分の中にある揺らぎない感覚を取り戻していく、、、
そうして、
自分の中の絶対感覚を鍛えていきましょう。