出来事のすべてを、目に見えないことからの呼びかけと考えることに、警鐘を鳴らしたい。
体調不良をすべて霊障と捉えたり、
予定していたことがキャンセルとなると、
邪魔が入ったと考えたり…
楽しみにしていた旅行や、
大切な人との出会いの機会などの前に、
何か問題が起こって、キャンセルせざるを得ない状況が起きると、何かのせい…と、
理由を探したくなるものですが、
基本的に、霊障なんてそんなには起こりません。
たとえば、風邪をひいたならば、
それは、免疫力が落ちていたからの話。
冷え、疲れ、睡眠不足、不規則な生活、バランスの悪い食事、甘いものの食べすぎ…
などなど、理由はそれぞれでしょう。
たいがい、3つ揃うと風邪をひくと言われます。
これまた、たとえば…ですが、
・エアコンの効いた部屋で体が冷えきっていた。
・最近、不規則な生活が続き、睡眠不足だった。
そこに、
・体を内側から冷やすものを食べた…と、なると、免疫力がガクンと落ちて、発症するとか。
風邪のウィルスを持っていたとしても、
免疫力が落ちていなければ、無症状だったり、
軽く済んで終わりますよね。
これって、当たり前のことでしょう?
それが、特別大切なことの前に起きると、
何か問題があるのかも…
誰かに邪魔されてる…
霊障だ…等々
そんなことに結び付けて考えるのはナンセンスです。
このような思考の癖は、
その人の人生を大幅に狂わせてしまうことを、
長年のカウンセラー経験で認知してきました。
信仰宗教にハマってしまった人や、
霊能者、スピ系の人たちの話を、
たくさん仕入れている人ほど、拗らせていることか多いのです。
そのような人は、思考の底辺に、恐怖心、不安感が根付いているため、何かのきっかけで、自分でもわけのわからない恐怖感や不安感に打ちのめされることがあります。
思考停止してしまうため、今、何をすればよいかわからなかったり、何をやってもうまくいかないなどのことも起こります。
そんな自分をダメな人とレッテルを貼り、
どんどん貶めていくことにも繋がります。
知り合いの中医学の先生から聞いた話ですが、
そのような人の特徴として、
胃腸のトラブルを抱えていることが多いのだそうです。
本人は気づいていないことも多いけど、
胃腸の辺りを触ると、ガッチガチになってて、
冷え感が強い…と。
また、横隔膜が上方に上がってしまうため、
筋膜や筋肉が押し上げられる形となり、
首などが緊張し、迷走神経がうまく働かず、
自律神経のバランスが崩れて、さらに体調不良を起こす。
悪循環ですね。
私は、目に見えない存在を感知しますし、
御神託もたくさん受けてきていますが、
この地球にいる間は、肉体を持つ人間として、
存在しているわけですので、
基本的には、人間としての普通の暮らしを、
どのように幸せを感じて過ごしていくのかの方が重要だと考えています。
この肉体を持てる期間は、思っている程、長くはありません。
この名前、この姿、この自分で生きるこの時間は、たった一回きりです。
今、周りにいる人たちも、その関係も、
二度と同じように出逢えるわけではありません。
悲しいこと辛いことの多い世界だからこそ、
せめて自分のことは、自分で幸せにしてあげましょう。
そして、元気な私は、自分のためだけでなく、
他者のため、社会のため、世界のため、地球のために、できることをするんです。
そうやって、善き循環を起こすことが、
この地球にやってきた私たち魂の願いの一つであることを覚えていてください。
私たちは、この肉体を持つ人として、
生きるために、関わるために、
自分もみんなも幸せにするために、
存在している命だということを。