しあわせこころのつくり方

心と魂の癒しのために

私事ながら…

世界を見渡してみると、子育ての悩み、夫婦関係の悩み、人間関係の悩み…は尽きることがないように思えます。

 

この記事は、ある方から届いたメッセージに返信したものです。

私自身の離婚に至る想いを聞かせてほしいとのご要望に書いたものですが、もしかしたら、他の方にも参考になるかもしれないので、こちらにもアップしておきますね。

 

 

〜以下〜

 


答えは自分自身の中にある。常にそこに辿り着くものだと思いますが、人間という生き物は、幾度となく、大波に襲われ、そのたびに波に呑まれ、時に転覆し、また、そこから這い上がって、目指すべく岸に向かっていくのでしょうね。

 

私の離婚に至る話をするのは構わないのですが、参考になるようなことがあるかどうか…

 

そもそも、本来なら、離婚などしない方がいいと思っています。
夫婦で価値観が違うのは当たり前のこと。

それが、たとえ子育てのことであっても、正解は一つではありませんから、意見の違いはありますし、時には、ぶつかり合うものでしょう。
分かってもらえないからと、安易に離婚に進むと、結果、後悔しか生まれません。

そういう方からのご相談を数多く受けてまいりました。

 


私の離婚は、夫が自分の好きな音楽の道(自分の好きな生き方)を手放せず、家庭を築くことの責任を放棄し、仕事と偽って飲み歩き、人から借金をし、その上、他に女性を作り、息子の3歳の七五三の日にも帰って来ず、その女性と遊んでいたということが発覚したことに起因しているので、○○さんのお宅とはまったく事情が違っています。

 

 

それでも、彼が息子を大切に思い、愛している気持ちだけは本物だったので、私はやり直していくことを考えたのですが、付き合っている女性は仕事もお金もある人だったから、彼は私たちを捨ててその女の人の方へいってしまったのです。
最終的に離婚を切り出したのは夫の方です。

もし、参考になるとしたら、彼と別れた後のことでしょうか。

離婚の条件として、他の女性との間に子どもを作ることだけはNGとしたのですが、別れて一年ちょっとした頃には、お子さんが生まれていました。
それも私には3年間隠し続けていて、他の人から耳にしました。

私には、母の違う姉や兄がいましたので、子どもたちがどのような思いを抱くのかわかっていたから、離婚の条件に子どもを作らないという話を入れたのですけれどね。

 

でも、生まれてきた子に罪はないので、だとしたら、子ども達同士が、理解できるように、兄弟がいることを伝え合って、会って遊べるような関係にした方がいい…と、彼の行為をすべて許すことにしました。

私が許しさえすれば、あとは、まあるくおさまりますからね。

裏切られ続けたけれど、そこに禍根や恨み、憎しみは残したくなかったのです。

 

その後、彼は次の方とも離婚されましたので、兄弟で会う機会はなくなりましたが。


養育費はずっと不払いで、何一つ、父親としての関わりを担いませんでした。

 

息子の心に、どれほどの傷を残していることか…わかりませんが、それでも、素直に優しく育ってくれています。

私からの愛情と、飼い猫からの深い愛を受け取ってくれたことは、間違いないと思います。

 

中学生の頃から、今のパートナーと一緒に暮らしていますが(大学6年間は離れています)
パートナーからの愛情も、しっかり感じとっているのがわかります。二人は男同士、とても仲良しで、信頼し合っています。


少なくとも、愛を受けとる力を持っているこのは、
どんな環境であっても、愛ある人に育つものだと、息子をみてきて思いました。

私は、息子の実父を悪くは言いません。困ったところのある人…と笑いながら話す程度には伝えますが…


3歳の時に別れているので、息子には愛された記憶はないかもしれませんが、それでもパパは君のことをとっても可愛がっていたこと、愛していたことは確かだよ…と伝えてきています。

 

『貴方は愛されている存在』ということだけは伝え続けてきました。

それが愛を受けとる能力を育む一つの方法だと思っていたからです。

 

幸せな家庭を与えてあげたかったと…申し訳なく思うことはありますが、
息子をみていると、そんなことを思う方が失礼だな…と思えます。


子育てに正解はありません。
夫婦揃って同じ方を向けるなら、それはとても幸せなことでしょうけれど、相手をコントロールすることはできませんから、
自分の意見を主張するのではなく、自分の意見は伝えるだけで、相手には求めないことを心がけていく必要があるのだと思います。

 

母親である私自身が悲しい人にならないことが、何よりも大切だと思います。


『子どもにとって一番の力は、お母さんの心からの笑顔と笑い、そして美味しいごはん🍚』

26歳になった息子をみていて実感したことです。

 

ご参考になれば幸いです。

 

f:id:nekota-nekokichi:20221125115444j:image