悲しみの中にあっても
怒りの心に支配されていても
その心の奥には
輝ける光が宿っている
本人は
少しも気付いてはいないようだけど
こんなにも美しい煌めく光が
そこには宿っているのだよ
どんなに小さくなってしまっていても
決して消えることのない灯火
どんなに自分を卑下しても
嫌いになってしまっても
その光だけは消えないの
その光がきらきらと輝き出して
外へ 外へと放たれていけたら
あなたはきっと楽になれるだろう
光持つ自分自身であることを
知ることができたなら
あなたはもっと幸せになれるだろうか
それぞれの人の光の色は
それぞれ違っていて
どれもが美しい色を持っている
この世界中に目にする色の数々よりも
ずっとずっとたくさんの彩り
これだけの数の色彩の光が
この世界に放たれてあるとしたら
世界はどれほどに美しいだろう
数えきれない程にある
花々のように
人の中にも美しき光の花がある
光の花の育て方は
本当はとても簡単なはずなのに
人間になったわたし達には
とても難しく感じるのね
私自身もそうだった
私自身がそうだったからこそ
今 この真を知り得た私は
伝えていけることを伝えていこう
あなたには
間違いなく美しく輝く光があるよ…と
その光を放つために必要なことは
ただ自分自身の優しさに素直になること
御仏の心のままに
要らぬ力を抜いて
心からの笑みをたたえてあれる人であればよい
それが難しい時は
一人で抱え込まないで
辛いよ
苦しいよ…って言っていいよ
辛くなったら
悲しくなったら
心がざわめきたって
いてもたってもいられなくなってしまったら
いつでも訪ねてきてね
足らぬ私をそのままに受けとめ
愛と慈しみの光にて包み込み
救い導き続けてくださった
神仏の御手が確かにあったからこそ
今の私がここに在る
足らぬばかりの私だけれど
いただき続けているその光を
そのままに届けていかれるように
あなたの眠っている光が
この世に放たれる時の
言葉にならぬその美しさを
共に見つめていきたいから
