東京では、新暦でお盆のお迎えをするので、
私の実家は、ひと月前にお盆を終えています。
今のパートナーのご両親は、
このようなしきたりや習わしを、
好んでいらっしゃらなかったご様子なので、
お盆の準備をすることはありません。
小さなお仏壇はありますので、
毎日、お義母さんがお好きだった緑茶などは
おあげしますけれど…
8月のお盆にお参りするところと言ったら、
亡き母の実家くらいです。
とは言っても、そちらも代替りしているので、
祖母や伯父、伯母は、もうお空の上。
会いたい人は、どんどん少なくなっています。
歳を重なるということは、
親しくしてきた人が、
少しずつ減っていくことなんだな…
そんなことを思ったのは、
もうずっと前のことですが、
それが現実になってきているこの頃です。
今年は、諸事情があり、
母の実家にお参りにいくことができないので、
お盆という感覚がまったく訪れておりません。
そんな時を過ごす中、
ふと、あれ?と思う瞬間が訪れることがあります。
私は、普段から祈りの状態を継続し続けているので、簡単なON・OFFスイッチで、
神界の波動帯とはいつでもアクセスできるように
していますが、
基本的には、人として生きることを大切にしたいので、霊界へのアクセスは閉じています。
(そもそも、神界と霊界の違いを説明しなければならないと思いますが、ここではちょっと省かせていただきますね)
ですので、何度もお伝えしているように、
普段の生活をしていて幽霊をみるというようなことは、ほとんどありません。
スイッチを入れて、チューニングをして初めて、
みることをするのです。
ですが、お盆とか、お彼岸とか、
この世の時空とあの世の時空が、
近くなっていたり、
次元の歪みが発生していると、
あれ?ということが起こることがあります。
夜遅く、いつもの道を歩いていると、
あれ?今誰かいたよね?ということが起きやすかったり…
お盆の時期に海に行くと、
海の方から、何かが手招いているようなものがみえたりとか…
そういうことがあります。
あんまり意識を合わせないようにしてるから、
すぐにみえなくなるのですけれど…
必要がなければ
みなくていいなら
みたくないのです…
幽霊とかそういう類のものは…
もちろん
すべての魂が昇華されて
本来の環の中に入ることを願っていますので
見てみぬふりをしているわけではありませんけれどね。
人間として生きて死ぬまでの間に、
未練や後悔、執着、恨み妬みなどが解消されず、
強いエゴが残ってしまっていると、
輪廻転生の環に入れないことは、
以前にもお伝えしていますね。
幽霊(浮遊霊や地縛霊)となって、
この地上に残ってしまっているわけですので、
そのエゴを手放さない限り、成仏(昇華・昇天)はされないのです。
幽霊になっちゃってる魂さんを
勝手に昇天(成仏)させることはできません。
どんなに立派なお坊さんが素晴らしいお経をあげたとしても成仏はしていません。
成仏するためには、自らの気付きが必要だからです。
お経の意味を理解し、人として生きてきた中での執着やこだわりを手放せたならば、成仏することはあります。
でも、お経の意味を理解するというのは、
なかなかハードルが高いですよね。
どちらかというと、
幽霊さんになってしまった人も、
心のケアのようなことの方が必要なので、
お話を聞くことから始める場合がほとんどです。
とはいえ、死んでから話を聞いてくれる存在に出会える方が稀です。
だとするならば、
死ぬ前、いわゆる人として生きているうちに、
心の問題は解消しておいた方がよいのです。
死ぬことを恐れて
今を生きることに意識が向けられない人
未来が不安で
今を生きることに集中できない人
過去の出来事に囚われて
今を生きることを手放している人
そのような状態を続けているタイミングで、
死を迎えることになると、
地上に縛られ続けてしまい、
自分の魂の星に還ることどころか、
輪廻転生の環にも入れない状況に陥ってしまいます。
今を生きていることの大切さ
この自分で生きていることへの感謝
この地球に今の時代に存在していることの意味
それを選んだ自分自身の魂を勇気ある存在と
認めて差し上げてください。
人である意識を持つ自分と
魂として願いを持つ己とが
手を繋ぎ、仲良しになって生きてください。
今、辛さを抱えている方、
もしくは、
そのような人が身近にいらっしゃる方は、
独りで抱えこまず、相談できる人に話をしてくださいね。
また、相談できる人が見当たらない方、
必要な方は、ご遠慮なくお問い合わせください。
himitsuki22@gmail.com