植物は、それぞれに素晴らしいチカラがあり、
作用があります。
植物と対話をすると、心が洗われますし、
チカラをいただき、元気になります。
新年を迎えるにあたり、今日は、
「麻」について、ちょっとお伝えしたいと思います。
ヘンプシードや、ヘンプオイルなどは、
健康志向の方は、すでにご存知の方も多いと思います。
私も、転落事故の後遺症で、めまいや動悸、
身体の痛みが出てしまい、どうにもならない時には、ヘンプオイルを使っていたことがあります。
自律神経の乱れを落ち着かせてくれる作用があるようで、その当時の私には、ヘンプオイルは合っていたように思います。
ヘンプシードは、パートナーの好物なので、
サラダなどに使っています。
特に、何か効果があるのかというと、正直わかりませんが、好きだからいいんじゃない?!程度で使っています。
ヘンプオイルもヘンプシードも良いのですが、
私がここでオススメしたいのは、
苧麻(ちょま、からむし)という麻。
苧麻の麻紐や、苧麻で作った織物の、美しさ、気の安定さは、それはそれはとても素晴らしいものなのです。
麻は、香術道の世界では、魔を避けると言われている植物なのですが、
麻のものを身につけると、電磁波の影響を受けにくいと教えていただき、私は30年位前から、電磁波の強い電化製品には、苧麻の麻紐をくるくる巻いたものを付けるようにしています。
苧麻と出会ったのは、かれこれ17年前のこと。
2009年に、東京世田谷から山形に移住したのですが、実は、山形の前に、会津地方で場を探していたことがありまして、福島県の奥会津にある昭和村という地域に、何度か伺ったことがありました。
そこで出会った「からむし織」という織物が、
苧麻(ちょま)から作られているのですが、
その織物の「気」の清浄さが、とにかく群を抜いて素晴らしく、あまりにも美しいので、目を奪われました。
上布と呼ばれる苧麻の織物は、さすがにお高すぎて、当時の私には手が出せなかったので、
苧麻の麻紐と小さなコースターを購入し、
コースターは、神棚に飾る水晶の敷物として使うことにしました。
苧麻の麻紐は、ぐるぐる🌀巻きにして、パソコンやスマホにくっつけたり、ミサンガのように細く編み込んで、手首につけていました。
糸にするには、相当な手間がかかる苧麻ですので、17年前に購入した苧麻の麻紐は、ほんの少しだけ使わせていただき、今でも大切に持っているのですが、今でも、麻紐の色は白く、気も美しいままに安定しています。
年の暮れから新年を迎えるにあたって、
今から、新しい麻、特に苧麻を手に入れるのは、難しいかもしれませんが、
新年の気の流れが本格的に動き始めるのは、
立春から。
それまでに、新しい麻を迎えて、
神棚や仏壇、自分の大切なスペース、
枕元、パソコンなどなど…
ご自身の気になるところに付けていただいたり、置いていただくと、よいと思います。
(お写真、一部お借りしています)
ここからは、参考までに…
最上級の麻織物
越後上布、小千谷縮の原料となる
奥会津昭和村の「からむし」
ユネスコ無形文化遺産に登録されている国の重要無形文化財「越後上布」「小千谷縮」は、苧麻(ちょま)というイラクサ科の植物を原料としている。上布とは、ごく細い麻の糸で織り上げた最上級の布のことだ。吸湿性、速乾性に富み、独特の肌触りのよさから、夏きものとして最高級品といわれる。ここ福島県の奥会津昭和村は古くから「越後上布」「小千谷縮」の原料となる高品質の苧麻の生産地として名高い。
https://www.premium-j.jp/spotlight/20211110_2279/#page-1
ちなみに、「麻」について調べたところ、
「麻」には次の3通りのような定義があるのだそうです。
・広義の「麻」
特定の植物をさすのではなく、茎や葉脈からとれる繊維、つまり「植物の繊維」の総称として「麻」という言葉が使われます。
日本では、一般的に「麻」というと40~50位の種類があるそうです。
・狭義の「麻」
日本名を「アサ」とする植物もあります。
狭義の「麻」は、その植物や繊維を指し示します。
・「麻」と表示される植物繊維
海外では、リネン(Linen)、ラミー(Ramie)など、植物学で分類された品種の名前で呼ばれますが、日本は植物の茎からとれる繊維の総称として語られることが多いそうです。
苧麻、亜麻、大麻は、同じ「麻」といっても、異なった植物で、
衣料用に使われている麻の繊維は、
苧麻(ラミー)白く絹のような光沢
亜麻(リネン)薄く黄色がかった白色
大麻(ヘンプ)黄金色
と、3つに分けられているのだそうです。